米のとぎ汁乳酸菌発酵液と米のとぎ汁酵母菌発酵液の作り方

用意するのは2リットルのペットボトルと、スーパーで市販されているイースト菌とR−1 ミネラル塩 きび糖(黒糖)でもOK たったこれだけ

ベースとなるのは米の研ぎ汁です。
ペットボトルにきび糖と塩を入れます。
きび糖は80~100グラム位
塩は小さじ半分位
きび糖は150グラム位までで!

ペットボトルにこれぐらい米の研ぎ汁を入れます 発酵するのでいっぱいまで入れない様に注意します
この中にR−1を一本と入れたのと 
イースト菌を入れたのとで 一度に2本作ります。
イースト菌はパラパラパラパラぐらい
(笑) ホント少なくて十分です。
凄い勢いで増えていくので たくさん入れると爆発するかも知れません
各ペットボトルの蓋を閉め よく振ってきび糖と塩を溶かして終わりです。
翌日から1日1回ペットボトルの蓋を開けてガスを抜きます。
乳酸菌はゆっくりと発酵するので2.3日はあまり変化がありませんが
イースト菌は翌日から注意しながら蓋を開けて下さい。
絶対に一気に開けようとせず 蓋を押さえながらゆっくりと開けるようにしてくださいね
発酵が進むにつれて ガスの量が減ってきますので ほとんどガスが出なくなれば完成です
イースト菌のほうが早く完成します
ガスが出なくなり ペットボトルの底におり(澱)がたまり、上澄み液と分離した状態が完成の目安になります。
上の写真は完成間近の様子です もっと綺麗に上澄み液が澄んできますよ
ガスが出なくなれば 毎日の蓋の開閉をしなくて構いません
乳酸菌も酵母菌(イースト菌)も無酸素の状態で生きられるので 直射日光だけを避けて保存します。
噴霧器を使って畑に散布する時は
上澄み液だけを使用しないと詰まってしまうので注意してください
私はじょうろで 澱も一緒に入れるのでペットボトルそのまんまドボドボ入れて使います
50倍から100倍ぐらいに薄めて使うのが基本ですが 
私の場合 少し濃い目で2週間に一度の割合で散布します。
土に散布すると言うより 作物全体に散布します 葉面からも吸収される状態の発酵液なので追肥にもなり カビ菌などの有害菌の活性を抑え健康な状態を維持するのに役立ちます。
流れ落ちた発酵液が土の中に入り 土中の細菌の状態を整えます
土中の細菌は 自民党と同じで数の論理で生態系が決まります
有効菌類と有害菌類 そしてどっちつかずの菌類がいて 多数決で土の中の状態を決めています
大多数がどっちつかずの菌類で 実はこの菌類は有効菌の働きもするし 有害菌の働きもできる特色を持っていて
多数決で多いほうの働きをする事が研究で分かっています
自然界では有害菌の方が圧倒的に強く
無酸素状態では腐敗菌がはびこり 優良菌は負けてしまいます
畑に腐葉土を入れると土が良くなるのは腐葉土に沢山の優良菌が住み着いているからですね 定期的に腐葉土を入れる事により優良菌の補給が出来て 土の状態を整える事ができるのです。
そして 腐葉土以外に簡単に優良菌の補給をして土の細菌バランスを健全な状態に保てるのが
この乳酸菌と酵母菌(イースト菌)の発酵液です
それと納豆菌ぼかしです
EM菌も考え方は同じで ベースは乳酸菌です

豊かな土とは、栄養豊かではなく
優良な微生物が豊かにいる土の事だとこの何年かで野菜達が教えてくれました。
やっと、良い野菜が作れる様になってきた様に感じます。