雑草は、その土地に足りない(少ない)養分溜め込む性質があります
抜いて捨てていれば 地力が下がり痩せていくのは当たり前なんですね。
そこで大切なのが土に戻してあげる事で自然循環に近い環境を作っていく事となります
自然界では枯葉が腐葉土となり土に戻っていきますが
畑では気長に待っていることはできません
そこで雑草が堆肥になるまでの時間を短縮して土に戻す事を考えます。
乾燥させた雑草を押切やハサミである程度細かく切り微生物が分解しやすくなるようにしてあげます。
そのまま野積みにしていても自然と堆肥が出来ますが時間と場所が必要になり効率的ではありません
そこで畝間やマルチ代わりにしながら堆肥作りをする方法もあります
微生物を活性化させる為に米糠や台所で出た使用済みのサラダ油や菜種油を乾燥させた雑草にかけておけば分解スピードが早くなるので時間短縮になります
雑草の種類にもよりますがこの時期だと1ヶ月もすれば手で持って崩れるぐらいになります
そうなれば土に漉き込んていきます
ある程度形が残っているものの方が土に戻した後も微生物に餌になり土中の微生物が増えてフカフカした土が出来上がっていくので楽しみになります
よく皆さん勘違いされているのが
堆肥と言えばホームセンターで売っているバーク堆肥や腐葉土などを連想しますが、あんなもの畑に入れても土が一時的にフカフカになるだけで微生物が増えるわけではありません
あれは微生物の食べかすですので 新たに微生物の餌を土に入れなければ何の意味も無いと思ってください。
本当の意味での土作りでは、完熟堆肥より中熟堆肥が一番重要になることを覚えていてほしいです。
私の場合発酵促進剤に納豆菌ぼかしや米の研ぎ汁発酵液を入れて雑草堆肥を作っています
もちろん使用済みのサラダ油なども入れています
サラダ油も植物由来なので畑とは相性抜群です
雑草を利用すれば畑の土がどんどん良くなると思えば
少しは夏の苦労も報われると思いたい今日このごろです。
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