納豆菌ぼかしの作り方

市販品の納豆を使い納豆ぼかしを作ります。
用意するのは、納豆と米糠と水
水は水道水でOKです。
私の場合は、一度に10キロぐらい作るので45リットル入の分厚いビニール袋を使用します。
何故ビニール袋?容器じゃダメなの?  と思われるでしょうが 
それは、後で説明します。

ぬるま湯に納豆を入れてほぐします
水の量は 米糠の量で変わりますので、米糠が少ないとかえって難しくなります。
大体ですが米糠7〜8キロに対して水が2〜3リットルを目安にして下さい。
そして、一度に全部の水を入れようとせず何回かに分けて入れて混ぜる様にします。


実際には この時も後で水を足しています

納豆水が均一に糠に馴染むまでよく混ぜ合わせます。
この時に水が多過ぎてヌルヌルベチャベチャにならない様に注意して下さい。

これは、完成した納豆菌ぼかしがある場合ですが 新たに納豆菌ぼかしを作る時に種ぼかしとして納豆水と一緒に入れてあげると よりスムーズに納豆菌が増えていきますよ。
そして1番のメリットは、納豆菌にも種類が沢山あるので色々な市販品納豆を使う事により最強の納豆菌チームぼかしが出来上がり あらゆる病原菌にも対抗できるパワーが期待出来ます。
分かりにくいですが 握ってから
少し押すとホロリと崩れるぐらいを目安に水の量を加減します。

上の写真の様に 混ぜ終わった時に手のひらに糠が付いていない様な時は水の分量が足りていないと思って下さい。

💥くれぐれも、水の分量は少なめから初めて下さい。
ぼかし作りで失敗する原因は水の入れ過ぎがほとんどです。

混ぜ終わったら ある程度の空気を入れたまま紐で縛るかして直射日光が当たらない様にして保存します。

米糠の中には色々な菌が生息しています
有用微生物の中でも納豆菌の繁殖力は、ずば抜けていて(納豆菌は好気性菌)酸素がある条件下では 全ての有機物を分解しまくります。
放っておいてタンパク質まで分解し始めると悪臭を放ちだすので 酸素の量で阻止する様にします。

通常、好気発酵を始めると60度くらいまで温度を上げて発酵させますが 
水分量と酸素量でコントロールして30〜40度前後で発酵させ
糠の中に生息する有用菌類を保護しながら納豆菌を増やす様にします

この様にすると残ってくるのは
主に納豆菌類と乳酸菌類と酵母菌類になり  甘酸っぱい匂いのした納豆菌ぼかしが、出来上がります。

冬場でも 暖かい部屋なら1週間前後で出来上がりますので 畑の土に混ぜてお使い下さい。
ある程度空気を抜いて保存もできますが
長期保存するなら乾燥させてから
湿気の入らない様にして保存します

裏技として
初めて納豆菌ぼかしを作る時に

きび糖や黒糖、糖蜜など精白されていない糖分を入れると それらを餌にして、納豆菌は爆発的に増えるので失敗のリスクはかなり軽減出来ます。

それと 腐敗菌は水の沢山ある条件下で1番効力を発揮する事を常に頭に置いておくと失敗も少なくなるでしょう。

最終的に出来上がりを判断するのは、糠に手を入れた時に 発酵熱を感じなくなれば完成だと思って下さい。                                                                
 


浪漫人(romanbito)のこだわり菜園 

家庭菜園で微生物利用の野菜作り 納豆と米糠でボカシ肥料作り 米の研ぎ汁から作るエコな液体肥料 落葉から腐葉土作り 天然腐葉土採取で里山保全 微生物が野菜を育てる理由 土着菌利用 健全で美味しい野菜作りのバイブル 肥料過多が野菜を不味くする 農薬や化成肥料の安全は証明されていない 野菜嫌いの子供が喜んで食べてくれる野菜作り 目標は栽培法の確立で発達障害者の自立支援に繋がる道筋としての提案と実践です

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